私はあなたを大いなる国民とし、祝福し あなたの名を大いなるものとする

創世記12:2

「私はあなたを大いなる国民とし、祝福し
  あなたの名を大いなるものとする。 あなたは祝福の基となる。」

 アブラムという人が旅に出ました。家族も一緒に旅に出ます。お手伝いさんも何人かいたようです。その人たちも一緒に連れて、アブラムの家族は、家の荷物を全部まとめて出かけました。

 「旅」と言いましたが、「旅行」ではありません。もう、元の家には帰らないのです。ただ、「引越し」とも、少し違います。ふつう、引越しは次に住む家を決めてからするものです。ところが、アブラムの場合、次に住む家は決まっていませんでした。なのに、家族と一緒に、荷物を全部まとめて、出発したのです。あっちこっちうろうろして、夜が来たらテントを張って寝泊りするしかありません。一泊二日、二泊三日ぐらいのキャンプなら楽しいでしょう。でも、ずっと家が見つからなかったらどうしますか。

 これはやっぱり、引越しではなく、旅、と言うしかありません。それもかなり、無茶な旅。どうして、そんな旅に出たのでしょう。

 神様が「あなたを祝福する」とおっしゃたからです。あなたを幸せにしよう。だから私を信じて、私が行け、というところに行きなさい。そうしたら、あなたは「祝福の基」になる。あなたが私の祝福を受け取れば、他の人をも祝福することができる。私が与える幸せを、あなたは世界中の人に分け与えることができるだろう。この言葉を信じて、アブラムは出かけました。神様の声を聞いて進む旅です。

 これは、私たちの人生です。私たちの人生には、本当はみんな同じ、一つの目的があります。神様の声、イエス様の声を聞いて、神様の祝福をいただき、他の人にもその祝福を分け与えることです。私たちは、そのために生きているのです。(松谷祐二)